Interview
文部科学省行政実務研修
研修受講者からのメッセージ
堤 健仁
Takehiko Tsutsumi
北海道教育大学
総務企画部企画課 企画・評価グループ
令和2年4月1日採用


研修先
文部科学省高等教育局大学振興課(現:大学教育・入試課)大学入試室入試第4係(研修期間:令和4年4月~令和4年9月)
文部科学省高等教育局専門教育課高等専門学校第一係(研修期間:令和4年10月~令和5年3月)
研修を受けようと思った理由を教えてくだい
高等教育行政に携わっていく上で、オールラウンダーな職員を目指したいと思う中で、自分には今何ができて何が足りないのか、自分を谷に落とすような力試しの機会を伺っておりました。また、自らの手で北海道の高等教育の価値を創造していく上で、まずは自分の所属や枠を超えて、文部科学行政から見る北海道を知り、研鑽したいと思い、この研修に挑戦させていただくこととなりました。

研修先での業務内容を教えてください
文部科学省高等教育局において、上半期は大学振興課(現:大学教育・入試課)大学入試室入試第4係で勤務しました。主に大学入試に係る調査・分析を所掌し、国公私全大学を対象とする入試調査及び分析や、「大学入試のあり方に関する検討会議 提言」に基づく大学入学者選抜における好事例集の作成等を行い、下半期は専門教育課高等専門学校第一係で、高専コンテスト等の監督省庁としてのイベント対応をはじめ、高専の設置、経営方針等の進捗管理や新たな策定、文部科学施策のうち高専に係る予算対応等、様々な業務に携わることができました。
研修での経験は現在の業務にどのように活かされているかを教えてください
文科省で従事し、何かを進める上で与えられる時間は“数秒”“数分”という世界の中で、正確な情報伝達や、迅速且つコンパクトに道筋を立て、立案することの重要さを目の当たりにしながら、研修で実践することができたと思います。また、中央行政は待ったなしの中、その場の状況から今できる最速や最善を組み立てていく、対応の柔軟性がついたと思います。思わぬアクシデントも全部想定内であると、動じない内なる強さや考え方を培えたのは大きな収穫でした。これらは、常に進化が求められる高等教育機関という組織も然りで、個人にも求められ続ける力であると感じながら、研修で培った力や感覚は、今まさに、多い情報量を扱いながら捌いていく企画課業務の中でも、とても活かされています。

※内容はインタビュー当時のものです。